【選挙】支持政党を持たない私が、今、伝えたいこと
都民が選んだ人
選挙が明けました。私が参加した東京選挙区の結果は以下の通り。
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自民党
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参政党
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国民民主党
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公明党
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国民民主党
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共産党
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立憲民主党(欠員枠)
昨日、ぼんやりと選挙速報を見ていたけれど、ふと不安になった。
「みんな、本当に政党の理念を理解して投票しているんだろうか?」
そして、こうも思った。
「社会が良くならないのを、誰か個人や属性のせいにしていない?」
それは、「国の政策」や「社会の構造」による問題のはず。そこを切り分けずに、「〇〇人のせい」「〇〇の存在が悪い」とすり替えてしまう人がいる。そういう人たちの存在が浮き彫りになった結果だと思う。
なぜこうなったのか
私も今回の選挙はどの政党に入れるか悩んだ。
政党を選ぶときにいつも迷ってしまうのは、「この部分は良い」と思える一方で、「ここはちょっと賛同できないな」と感じる点もあり、どの政党の理念にも全面的には賛成できないからです。
無難なのは、中立。
今回支持が伸びた国民民主党は、現実志向でありつつ自由も尊重する、中道寄りの立場を掲げています。その理念は、バランスを重んじる日本人の潜在的な価値観と合っていたのかもしれません。しかし、中道は“いいとこ取り”な反面、「本当に実現できるのか?」という不安もあり、見送った人の気持ちも理解できます。
結果を見て
この国は、潜在的に“中道王国”であると予想していただけに、今回の選挙で右派ポピュリズムが多く支持されたことは、日本の今後にとって大きな課題だと思います。
日本の品位を下げないためにも、スケープゴートを作る政治に加担しないという「普遍的な価値」を高めていく必要があります。どんな思想も尊重されるべきですが、表現の自由にヘイトは含まれません。
前回の記事でも書きましたが、不満やストレスが溜まると、人はつい、「分かりやすい敵」を作ってしまいます。一向に改善されない不景気や、政府への不信が健全な心を蝕んでいるのだと思います。
社会が良くならない責任を、特定の集団に押し付けても、問題は解決されません。
何度でも言いますが、「表現の自由」「言論の自由」は無制限ではありません。
ヘイトを規制することは、言論弾圧ではありません。
そうした意識が“あたり前”になった土壌の上でこそ、真の社会づくりができるのだと思います。
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