バチェロレッテ3にみる男女の価値観〜男性は選ばれるより選びたい?〜【超個人的考察】

イラスト・西村禮
先月から配信中の「バチェロレッテ3」観ています。
出演者がみんな個性的で面白い。
この番組について
『バチェラー・ジャパン』(The Bachelor Japan)は、Amazonプライム・ビデオにて配信されている日本の恋愛リアリティ番組。
バチェラーは「複数の女性たちから一人を選ぶバラエティ」
バチェロレッテはその逆で、女性が複数の男性から一人を選びます。
面白い。面白いんだけど。
いまいちバチェラーほどワクワクさせる展開がないのはなぜだろう。
ちなみに私はep7まで視聴済み。
いよいよ本日最終話が20時に更新されます。あと少し!リアタイするぞ(笑)
パッと思いついた今作バチェロレッテ3の感想は以下のとおり。
・全体のテンポが遅い
・女性と男性の距離感の詰め方、お互いの探り方が慎重すぎる
・男性同士のライバル感が少ない
ちなみに前作のバチェラー5は本当に面白かった!
出演者の濃さはもちろん、お互いをライバル視するスピードも早かったし、バチェラーが(いい意味で)ポンコツなのが愛おしかった。
数々の事件が起きたのも前作の特徴である。
比べて、今作のバチェロレッテはなぜこんなにも「ん??」と思わせる要素が多いのか。
端的にいうと、アキさんをそこまで取り合っていないんですよ。男性たちが。むしろ萎縮しすぎているというか。
「こんなにすごい高嶺の花いる?(東大卒で元官僚)」って同じ女性からは思いますが、そこには何か理由があるのではないかと私なりに考察してみました。
外的(社会的)な価値より個人的な評価が男性にとって重要
例えば、男性にとって女性を恋愛視する場合に
すごい倍率の職に就いているよりも
自分がその女性のことを例えば性の対象として魅力的かどうか、
かっこつけられる相手かどうか
そういったことが割と重要として見なされるのではないでしょうか。
その人が社会的にどうかよりも、見た目や性格などが自分にとって魅力的に映る人を選ぶ傾向にあると思います。
男性陣の中で自分が何番目くらいのオトコなのかというのはさほど火が付く要因にはならないのではないか。
反対に女性は、
高スペック(社会的に地位の高い)男性に認められることは自分の価値が高まることになる
その集団の中で一番に見初められる=一番いい女になれたという心理状態に陥る
バチェラーを見ていると、そのような傾向が強いと感じます。
もちろん、私はそうじゃないという女性もいる。
しかし、バチェロレッテを見ていると上記に考察した男女の恋愛における重要度の違いは関係あるのではないかと思う。
人間としての動物らしさ
草食系男子なんて言われていますが、はたして今作の出演者の男性陣はそうなのか?
そうはいっても動物の本能は簡単に淘汰されることはない…と思っています。(だからこういった恋愛リアリティーは面白い)
バチェロレッテとバチェラーの決定的な違いは選ぶ立場の強みにあります。
男女では「選ぶ」ということの中身が違う。
ざっくり説明すると。
男性=選びたい
女性=選ばれたい
女性も選びたいだろ!という意見はここでいう私の考えとは少しずれていて、「僕とお付き合いしてください」と言われた時に「その人にするか、しないか」の選択肢として「選びたい」はもちろんあります。
しかし、有象無象いる男性の中から自分がアプローチをかけて一人を搾り取る、という選び方は女性にとってはそこまで一生懸命になることではない気がします。
反対に、男性は多くの女性の中から「この人だ!」という人がいれば、出来るだけその女性をゲットできるように試行錯誤してアプローチしますよね。(狩りのようなイメージ)
つまりは男性陣はもっとドキドキさせてくれ!!!(笑)
さて、いよいよ候補が2名まで絞られましたが、どちらも「ローズを貰うこと」に対して覚悟が足りないような…。
これ以上、辞退者が出ないことを祈っております。
消去法ラストローズは見たくないので。
色々な意味で目が離せないバチェロレッテ3!!
ある意味、女性が強くなりすぎた現代における「恋愛リアリティー」なのかも。
最終話をリアタイしたらまた感想を書きます!
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